どうも、管理人のじめこです。
新築平屋の注文住宅に住みはじめて早いもので5年が経ちました。
完成時この家の外観・内装・間取りの完璧な造りに達成感と満足感に満たされて私達夫婦。
ただ「家は3回建てないと理想の家にならない」と言われるだけあって住み始めて分かることや後悔がぽろぽろと出ています。
全介助バギーユーザーの息子がいるマイノリティなわが家の注文住宅はあまり参考にならないかもしれません・・・。
ですが、ちょっとでもあなたの家づくりのヒントととなれば嬉しいです。
目次
わが家の理想のトイレとは
バギーユーザーの息子のため家づくりには育児しやすく目が行き届きやすいこと、家事動線を最優先に考えていました。
トイレについても結果的に失敗したなと思うことばかりですが、しっかり考え抜いて理想のトイレを造ったはずなんです。
こちらが私達が考えた理想のトイレです。
わが家の理想のトイレ
- 息子がバギーで入れる広さ
- 介助しやすいトイレの間取り
- 将来私達が車いすになっても使い勝手のいい(手すり設置や段差無し)シンプルなトイレ
息子ファーストで自分たちの将来をもしっかり考えて造りました。
でも、細かなことも含めて失敗した部分があります。
良かったところも紹介しますので最後までお付き合いください♪
それでは詳しく見ていきましょう!
トイレ紹介
こちらがわが家のトイレです。
メモ
- TOTOウォシュレット一体形便器(タンクレス)
- 手洗いボウル
- 操作リモコン
- 2連のペーパーホルダー
- 漆喰壁&タイル(壁1/3と床)
- 造作棚(3カ所)
- 間接照明
- 上吊り引き戸
- 開閉窓
ざっとこのようになってます。
失敗したところ
間取り
一番失敗したのが間取りです。
息子や将来自分達が車いす生活になる可能性も考えてLDKのすぐそばにトイレを設置しました。
ただトイレは生活感が出るし家族以外の使用もあったり音やにおいも発生する一番デリケートなエリアです。
実は私達はこのデリケートなエリアの想像力に欠けていました。
来客時はお互い気を遣うしキッチンも近いので衛生面でも気になります。
せめて音漏れに気にせずトイレを使いたいと思い流水発生器を後付けしました。
息子もトイレで用を足せるようになるかも、と淡い期待も込めてのこの場所なのですが結果紙オムツ生活なので意味はなかったです泣
▼トイレの流水発生器を後付けの記事がこちら
→【レビュー】家族でもトイレの音を聞かれたくない!自宅や会社飲食店にもおすすめのセンサー式流水発生器
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【レビュー】家族でもトイレの音を聞かれたくない!自宅や会社飲食店にもおすすめのセンサー式流水発生器
たとえ家族であってもトイレの音は聞かれたくない。このちょっとしたストレスを解消するグッズを今回購入しました。すぐれものなのでご紹介します。
広さ
バギーや車いすでもそのまま入れるようにと空間を広めにとりましたが息子の使用もなく今のところ私達も歩くことが出来ているので、現段階では広く取りすぎたと後悔しています。
その分他の場所を広げることが出来たろうな~・・・。
手洗いボウル&造作棚
お掃除グッズや生理用品、ストックのトイレットペーパーが見えないよう扉付きの収納スペースを作ってもらいたかったのですが予算の都合上3カ所の造作棚で妥協しました。
収納先は3coinsの茶色のかごを使用。
余談ですが3coinsのかごは安っぽくなく作りもしっかりしてインテリアになじむので愛用してます。
便器をタンクレスにしたので手洗いボウルを別で備え付けました。
見た目が可愛くて選んだのですが手を洗うにはちょっと小さかったです。
もっと大きいのを選べば良かった・・・。
深さはあるのですが使うと水しぶきがあがり塗装なしの木の造作棚が濡れて水跡がつくようになりました。
今では水跡がつくのが嫌でトイレの隣に洗面所があるので出てから洗うようにしています。
タオル掛けも使用せずです。
大きめの手洗いボウルを選んで、その部分の造作棚だけでも塗装してもらえばよかったなと後悔しています。
ちなみに脱衣所にも同じ棚を使用しているのですが水跡で黒ずみ(カビ?)が出来てしまいました。
下の画像は脱衣所の水しぶきが沢山跳ねて黒ずみが出来ているところとそうでないところを比較しています。
トイレはまだここまでではないですが黒ずみ予防にも今後も手洗いボウルを使用することないでしょう。
手洗いがある場所での木の造作棚は黒ずみやカビの発生がしにくいよう注意して木材を選ぶか塗装をしてもらうことをおすすめします。
上吊り引き戸
引き戸は良いのですが、床にレールのない上吊りを選んだので床と戸の間に若干の隙間があり音漏れの原因を増やしています。
トイレだけでも普通の引き戸にすれば良かったです。
若干の隙間があるということは匂い漏れもあるのか?と思われたそこのあなた!
中にオムツ専用ゴミ箱も置いてますがLDKへの匂い漏れはありません。
なぜかは不明ですが本当に数ミリの隙間なので匂いまでは漏れないのかもしれません。
▼上吊り引き戸の記事はこちら
→失敗しない家づくり!おすすめの室内ドアのメリット・デメリット
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失敗しない家づくり!おすすめの室内ドアのメリット・デメリット
室内ドアには色々な種類がありますがわが家の新築の家には引き戸を採用しました。
住んでみて分かったメリットデメリットを紹介しています。
開閉窓
換気と採光のためにつけた窓ですが、これは不要でした。
北向きなので窓があっても光は入ってこず毎回日中でもトイレの電気はつけています。
換気に関しても24時間換気口も設置しているし隣近所が近いため閉めていることが多く、窓無くてもいいんじゃね?って思っています。
あえて設置するなら開閉できない固定窓の方が良かったです。
それに無い方が防犯面も安心だしデザイン性も上がり費用も安くつくので、設置を検討されている方はあまりおすすめしません。
やってよかったこと
タンクレスの便器
便器についてはとても気に入っていてメリットが沢山あります。
- すっきりとした見た目でおしゃれに見える
- 掃除&お手入れが楽ちんでタンク内の掃除も不要
- 節水効果が高い
唯一のデメリットは停電時に水を貯めることが出来ないということです。
間接照明
間接照明の温かみのある明かりのおかげでトイレを心地よい空間にしてくれます。
オシャレにも見えます。
間接照明内の掃除はほぼしたことがありません汚
掃除のやり方も良くわからないし拭くくらいかなと先日のぞいたら汚れもなく「うんうん、良かった♪」と見て終了。
しっかりズボラです笑
▼間接照明の記事はこちら
→【参考】新築に間接照明を設置して良かったことと後悔していること
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【新築注文住宅】間接照明を設置して良かったことと後悔していること
家づくりの時にこうしたい!と夢を膨らませることは誰しもあります。夫が絶対したかったことの一つとして「間接照明」がありました。 間接照明とは文字通り間接的に照らす照明のことをいい、照明器具から発せられる ...
漆喰壁とタイル
漆喰には調湿性・抗菌性・耐火性・耐久性にすぐれ消臭効果も発揮します。
費用はビニール壁より高いですが劣化がしにくくメンテナンスも簡単なので長い目見ても節約になるのではないでしょうか。
そしておしっこ跳ねなどの拭き掃除がしやすいように壁の下1/3と床はタイルにしました。
汚れやすい目地はトイレやお風呂など水回り用の目地材を使用しています。
カビ菌・水あかも防止してくれるみたいです。
2連のペーパーホルダー
1つにするか2つにするか「そんなのどっちでもいいじゃん!」って思われるかもしれませんが1連だと紙切れの補充が早いのが面倒なので2連にしました。
こちらもただのズボラです笑
最後に
以上、失敗したところとやってよかったことを紹介しました。
理想のトイレを造ったはずですが住まなきゃ分からなかったことが多数です。
「そんなの建てる前にわからないよ!」ってなりますよね。
トイレ造りに失敗した私から言えることは・・・
何事も事前に情報を得ておくということです。(一番自分が怠ったことです笑)
注文住宅を建てた方のブログを見たり、住宅展示場や内覧会などで下調べをして臨むことが大事です。
怠ると失敗したな~と思うことが多いです。
あっ、良かったって思うこともたくさんある家ですよ!
では今後もボチボチと家づくり記事を更新していきますのでお楽しみに♪
マイノリティ一家のこの家づくりが少しでも参考なれば嬉しいです。
「家は3回建てないと理想の家にならない」というのは
今の暮らしと将来の見通しを立てて落としどころを見つけつつ自分達が心地よく暮らせる家を造れるよう応援しています。