こんな方におすすめ
- 暖房器具をお探しの方
- これから新築住宅を建てられる方
お家の暖房器具を何にするかと悩んだことはありませんか?
特にLDKは家族が集まり一番長く過ごす場所。
初期費用や電気代、使いやすさや見た目などしっかり考えておかないと設置後に後悔しても買いかえるのはなかなか難しいです。
わが家はオール電化住宅ということもあって設置したのは蓄熱暖房器「暖吉くん」です。
でも実はほんの少し後悔しています。
もちろんメリットも感じていますが暖吉くんではなくても良かったかもと疑念が湧いています。
この記事では実際使って分かった蓄熱暖房器「暖吉くん」のメリット・デメリットをご紹介します。
目次
家族構成と家滞在状況
家族構成や家の広さと間取り、滞在時間によって使う暖房器具は違ってくると思うのですが、基本的に私と息子はリビングにいる時間が長いです。
メモ
家族構成:サラリーマンの夫と専業主婦の私と小学生の息子の3人暮らし
LDKの広さ:20帖
居住地:真冬寒くても2,3℃までしか下がりません
蓄熱暖房器とは
そもそも私は工務店に勧められるまで蓄熱暖房器というものを知りませんでした。
ファンがついているタイプはファンを回すことで温風を出し室内をより暖かくすることが可能です。
ちなみにわが家の暖吉くんはファン付きです。
選んだ4つの理由
設計事務所に勧められたことがきっかけでしたがほかにも4つの理由がありました。
- オール電化住宅
- メンテナンスが楽
- 燃料補給の必要ない
- 体に優しい暖房器具
では詳しく説明します。
①オール電化住宅
家を建てるときはオール電化と決めていたので割安深夜電力時間帯の蓄熱ができる暖房器具が一番適していると思いました。
加えて電気代の節約になると聞いていました。
※関西電力の「はぴeタイム」を契約しています。
②メンテナンスが楽
掃除が楽な暖房器具を希望していました。
暖吉くんはたまに本体周りを拭いたりファンの吹き出し部分のゴミを掃除機で吸い取るくらいです。
③燃料補給が必要ない
以前賃貸だったときは石油ストーブを使っていました。
じんわりと室内の空気を暖めてくれる石油ストーブの火は好きなのですが真冬の灯油の補給が億劫でした。
それに買いに行く手間もかかりますからね。
灯油の置き場所や補給時に少量こぼれてしまうこともあり灯油の匂いが服や床についてしまうことも嫌でした。
④体に優しい暖房器具
電気を使って室内を暖めるので空気がきれいで体に優しく、呼吸器の弱い息子には温風を出し続けないということも良かったです。
燃料補給の必要がないということは体の負担軽減につながります。
わが家の暖吉くん
ではご紹介します、わが家の暖吉くんです!
メモ
販売元:北海道電機株式会社
機種:MVA7000
重量(本体・蓄熱レンガ):365㎏
形状:横1370mm×高さ645mm×奥行255mm
本体価格(設置費用別):256,950円税込
大きくて存在感あります。
でも白色なのでインテリアの一部と見ることもできるかと・・・笑。
メリット
上記の選んだ理由とかぶるところはあるのですが使い始めて4年になりたくさんのメリットを感じています。
心地いい暖かさ
陽だまりのようなじんわりと心地よい暖かさを感じます。
人体や住宅、環境にやさしい
稼働に手間がかからず労力をかけることがほぼないです。
これはすごく有難いです。
時間を無駄にせず人にもやさしい。
そして空気を汚さず温風を出し続けないことも良かったです。
さらに厚生労働省のシックハウス対策の指針はすべてクリアしています。
水蒸気も出さないので結露やカビ対策にもなりますしなによりメンテナンスが楽で管理しやすいです。
地震や災害に強い
暖吉くんはかなりの重量です。
そのおかげで地震や災害が万が一起こっても転倒がほぼなく安心安全です。
火事の心配がないですね。
操作が簡単
暖吉くんは使いやすさを考えられていて操作が簡単でわかりやすいです。
タイマー設定も出来るので朝起きる頃にはすでに室内の暖かさを感じることが出来ます。
デメリット
さて、ここまでメリットがたくさんあるのにデメリットはあるの?と思いませんか?
残念ながらあるのです。
初期費用が高い
実は初期費用がとても高く本体代が256,950円でした。
なかなか高額。
そしてそれだけではありません。
設置費用で取付工事と電気配線工事が102,510円(税込)・・・。
合計359,460円です。
たっ、高い!
正直一つの暖房器具にかける金額ではないですよね・・・。
高いとは感じながらも初めての家づくりで何が正解かもわからずLDKに設置するものなので「こんなものか」と夫婦で納得させていました。
ちなみにエアコンもリビングに設置しています。
電気代が意外に高い
一番の後悔は想定していたよりも電気代が意外に高いということです。
オール電化住宅で割安時間帯の蓄熱でも高いと感じます。
初めての年は暖吉くんにかかる電気代の見通しも不明で、割安深夜電力の蓄熱なのでそこまで高くならないだろうとお気楽に考えていました。
日中でもファンを回す日が多かったのですが、初年度はひと月の電気代が4万近くかかってびっくり。
次の年はファンを回すことを控えましたがそれでも3万円は超えました。
暖吉くんの電気代を安くする4つの工夫
2年続けて4万円近い電気代で正直焦りまして3年目に電気代を安くするため4つの工夫をしました。
- エアコン暖房(11,4月)と暖吉くん(12~3月)を使い分ける
- 割安深夜電力(~朝7時)のぎりぎりまでファンを回し室内を暖める
- 日中の割高時間帯のファン回しや蓄熱不足による追い炊きはしない(どうしても寒ければエアコン暖房使用)
- 暖房シーズン終了後はブレーカーをOFFにする
これらのことを実践し基本的には本当に寒い時期しか暖吉くんをつけないようにして電気代を3万円以内におさめるようにしました。
ちなみにこちらがわが家の年間電気代です。
12月から暖吉くんを稼働させるので一気に跳ね上がっています。
2022年の1,2月も25,000円超えないように頑張ります!
重くて移動不可
暖吉くんの重量が365㎏あり設置場所には重みに耐えれるように床補強もされています。
どこかほかの場所に移動とは簡単にいきませんので設置をお考えの方はご注意くださいね。
まとめ
北海道で生まれた蓄熱暖房器「暖吉くん」の暖かさは申し分ないです。
わが家のような小さな平屋では1台設置で家中まかなえるくらい暖かいです。
人とお家にやさしい暖房器具。
ただ電気代がかなりかかるので工夫が必要なのは間違いないです。しっかり検討してご購入くださいね。
少しでも参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。