こんな方におすすめ
- 家購入を検討されている方
- 障がい児育児中の方
注文住宅で家を建てよう!
と決めたはいいがまず何から始めたらいいの?
家を建てる経験は人生で何度もあるわけではないのでそんな疑問がわくのは当たり前ですよね。
私達夫婦は住宅情報雑誌を1ページも見ることもなく、そして住宅展示場に一度も行くこともなく「まずは土地探しだろう!」と家づくりをすすめました。
後々考えたらもっと情報を得てから始めればよかったと思っています。
私達が取り組んだことを忘備録として、そして皆さんのお役にたてるよう反省点も含めて記事にしました。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
目次
無知だった家づくり
これまで賃貸でしか住んだことがなかったし夫婦ともに建築に関して疎く専門用語はチンプンカンプン。
ハウスメーカー・工務店・設計事務所に違いがあることも知りませんでした。
当然建築業者に土地探しを依頼できるという知識もないので本当にゼロから自分たちで家づくりを始めました。
まずは自分達で土地探しからスタートしたのです。
土地購入までにやったこと
夫婦でエリア選定と土地条件のすりあわせ
まずはどこに建てるか?住むエリアをいくつかに絞りそのあと夫婦で土地や家の希望を出しあいました。
- 会社までの許せる通勤時間
- 公共施設やスーパーや買い物施設の充実
- 交通アクセスが便利(最寄り駅が徒歩圏内)
- 静かで落ち着いた環境
- 車2台分を含む広さの土地
- 日当たりがいい
- 建築しやすい土地の形
- 障がい児育児のしやすい自治体等
100点満点の土地は無いとわかってはいましたがその中でこれだけは譲れないものに優先順位をつけました。
私達が最も優先したのがこの3点です。
- 最寄り駅が徒歩15分圏内
- 車2台分の土地
- 障がい福祉が充実している自治体
わが家は息子がバギーユーザーなので車なしでの生活は考えられません。
所有は1台ですが訪問リハや訪問看護など家に人が来ることが多いため車2台分のスペースが欲しかったです。
土地探しの途中から平屋に決定!
当初平屋にするという概念がなかったのですが2階に上がりにくい息子のためにそれならば平屋にしようと方向転換したのもこの頃です。
いい土地はないかと夫が夜な夜なネットで不動産サイトを検索をしては連絡をし、アポをとって家族で売り土地を見に行くということをしていました。
重度障がいの息子を連れての土地探しだったので現地に行くのも1日に1件が限界でした。
そして1年のうちに全部で6件の売り土地を見に行き、今の場所に決定したのです。
1年かけて希望の土地が見つかり今はこの環境にとても満足しています。
それに息子が小学校にあがるときに引っ越しをすると照準を合わせていたので無知ながらも余裕をもって早くから動けていました。
賃貸にしろ持ち家しろ早く引っ越したいって思ったのがきっかけです。
ネットでエリアの情報収集
エリアをいくつかに絞ってからその自治体の住環境や実際住んでいる方の口コミを日々ネットで見ていました。
※自治体のHPを見ることで力を入れている施策や支援が分かります。将来設計にも大きく影響するので土地探しの際は目を通しておく方がいいですね。
小児の医療施設や放課後デイサービス、訪問リハ訪問看護ステーションなどの社会資源を知る
障がいを持つお子さんがいらっしゃるご家庭は社会資源の活用が必須なのでとても重要です。
これに関しては土地購入の候補がかなり絞られてきた時点で息子の病院やリハビリ施設、放課後デイサービスなど将来にわたってお世話になる施設が充実しているかも調べました。
直接放課後デイサービスや訪問看護ステーションに問い合わせをしてその土地の小児障がい福祉の事情を聞いたこともあります。
恥ずかしいことも一生のうちの一瞬と思えば頑張れます。
建築業者(ハウスメーカー・工務店・設計事務所)選定
土地が決まり、契約の手続きと並行して建築業者(ハウスメーカー・工務店・設計事務所)をこれまたインターネットで探しました。
好みのデザインや家の雰囲気、私達が求める自然素材の家づくりを得意とする建築業者を数社に絞り資料請求をして概算で建築費用や月々のローン返済がどのくらいになるか見積もりを各業者に提出してもらいました。
(※当時金利が安かったこともあり頭金なしでローン返済金額の試算をしてもらいました。)
最終一番デザインと自由度が高かったところに決定。
その建築業者がたまたま設計事務所だったのです。
今だから言いますが恥ずかしながら私はつい最近までハウスメーカー・工務店・設計事務所の違いも分かっていませんでした。
ハウスメーカー
あらかじめ用意された建材や設備、プランなどで規格化された住宅を建てるのでコストを抑えることができ大量生産なので品質は安定している。
自由度は少ないが早くに完成する。
ハウスメーカーと契約しても施工は下請けの工務店ということもよくあるようです。
工務店
地域密着でハウスメーカーより自由度は高くコストも安くなる場合もある。アフターフォローもお願いしやすいが工務店により技術や知識にムラがあることも。
設計事務所
建築士がいるので一番自由度やデザイン性が高いがコストも高い。完成までに時間はかかる場合が多いがアフターフォローはしっかりしている。
家を建てるとなったらコスト面や自由度、完成までの時間などなど三者三様あるので何を優先するか検討して建築業者を決めることをお勧めします。
完成までの流れ
2014年春 | 土地探し開始 |
2015年夏 | 土地決定・購入と建築業者選定 |
2016年春 | 設計事務所と契約~打ち合わせ |
2016年秋 | 建築開始 |
2017年春 | 完成・引っ越し |
反省点
それはずばりプロに土地探しを依頼すれば良かったということ。
結果として自分たちで満足の土地を探すことはできましたが余計な労力を使ったことは否めません。
時間をかけることでその労力を分散できましたが先に建築業者を決定して土地探しを依頼していたらもう少し楽できたろうなと感じます。
土地探しを依頼するメリットは2つです。
①条件に合った土地を探してくれる
私達は土地探しは素人同然。
餅は餅屋というようにプロに任せた方が一番早くて無駄がないです。
希望の土地条件や建築内容を聞いたうえで探してくれるのでぴったりのもの、もしくはそれに近いものを探してくれます。
たとえ無かったとしてもかわりとなるものを提案してくれることでしょう。
②住宅ローンの計画が立てやすい
あらかじめ土地建物のトータルの予算を伝えておいたらそれを踏まえて探してくれます。
さらに土地と家をセットで購入すればローンを1本化できます。
※わが家は土地は一括購入しましたが、土地と家を別に購入した場合ローンも別となり査定等の事務手続きが増えるのでご注意ください。
最後に
家づくりはとても労力のいることです。
時間もかかるしお金も使います。
必然夫婦喧嘩も多くなってしまいます。
一生に一度の家づくりなので3年は然るべきかもしれません。
しかしながら土地探しは始まりであり先は長いです。
土地が決定したら打ち合わせ、引っ越し。
引っ越しをしてからも生活が落ち着くまでしばらくはかかります。
労力をこれでもかと使った私達が反省の意味を込めて最後に書きますが・・・
時間を有効に余力を残してすすめるのであれば建てたいハウスメーカーや工務店、設計事務所を決めて土地探しを頼むのがおすすめです。
それでは皆さんに良き土地のご縁がありますように。
そして住みよい家づくりができますように。
最後までこの記事を読んだ下さりありがとうございました。